春の暖かさから一転、今週は雪も舞う天気となりましたね。
再び足元が冷える日々です。
寒い時期は、巻き爪で悩む方が増える時期でもあります。
夏のサンダルのように指が自由に動く靴を履く機会が減って、ブーツのように靴の中で足が滑りやすいものを履く機会が増えるからということも理由の一つだと思います。
では、巻き爪になる理由とは一体何なのでしょうか?
巻き爪は、爪が内側に巻き込んでしまう状態で、それ自体は爪の個性なので、痛みや炎症などが無ければ特に治療を必要とするものではないのですが、痛みを伴うようになってしまうと、専門家のケアが必要です。
巻き爪の原因はいくつかあり
・爪の切り方
・靴の選び方
・爪への圧の掛かりかた(歩き方など含めて)
が挙げられます。
その中で今日は爪への圧の掛かりかたについて書いていきたいと思います。
足の爪は何もしないで放っておくと、巻いてくる性質があります。
その性質に対抗してちょうどよいカーブに保ってくれるのが下から爪にかかる圧力です。
つまり歩いた時や立っている時に地面(靴)から爪に向けてかかる力によって、爪が巻きすぎるのを防ぐことになるのです。
ということは、爪に対してまっすぐ圧がかからないと、爪の変形をもたらすことにもなり得ます。
例えば、親指が傾いて靴底に着いていると、そちら側だけホチキスの針のようにカクンと折れ曲がった爪になってきます。
できるだけ真っ直ぐ足指が伸びた状態で下からの圧力を受けることが重要になります。

また、足指が地面から浮いた状態でペタペタ歩きをしていると、爪に圧がかからないので巻きやすくなります。
足指が浮いているかどうかのチェックは、立った状態で足指の下に薄いプラスチックシートなどを差し込んでみて隙間が空いているかどうかでわかります。
自分で差し込むのは難しいので、誰かの手を借りてやってみるとよいと思います。
巻き爪が軽度の場合は、爪のサイドを適切にカットすることで違和感を取り除けることも多いです。
定期的なフットケアを行うことで、違和感無く快適にお過ごしいただけるかもしれません。
巻き爪による違和感や痛みが出ている方は、早めに専門家に相談することをおすすめします。